【一級建築士の転職】ハウスメーカーのメリットとデメリット

 


一級建築士の資格を活かして転職したい…。

だけど、どの会社にするべきかよくわからない。

 

このような悩みを抱えている一級建築士はいませんか?

 

一級建築士が転職するならゼネコンがいい…」「いや、ゼネコンより工務店のほうが…」「いいや、ハウスメーカーが一番に決まっている」など、一級建築士が転職を考える場合、選択肢が豊富にあるため色々と迷うと思います。

 

今回はそんな一級建築士に向けて『ハウスメーカー』について解説していきたいと思います。この記事では、ハウスメーカーの「メリット」と「デメリット」を簡単に説明していきますので、転職を考えている一級建築士は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

尚、一級建築士ハウスメーカーに転職される方は、大半が設計職を希望されると思いますので、この記事では(一級建築士=設計士)と考えて話を進めていきますね。

 

それでは、いってみましょう!

 

 

 

 

一級建築士の転職】ハウスメーカーとは? 

【一級建築士の転職】ハウスメーカーとは?

 

いきなり一級建築士向けにハウスメーカーへの転職を語りだすと、ハウスメーカーについて詳しくない一級建築士は話についてこれないと思いますので、まずはハウスメーカーのことを軽くご紹介しますね。

 

ハウスメーカーとは?

ハウスメーカーとは、戦後の住宅不足を解消するために、住宅を工業化して大量生産する目的で設立された会社。主に戸建て住宅を中心に、設計と施工、販売を行っている会社って感じです。ハウスメーカーの職種は「設計」「営業」「現場監督」「工場担当」「事務」など細かく分類されており、基本的にそれぞれの部署が連携をとって仕事を進めていくスタイルをとっております。もっと詳しく知りたい方は、一級建築士向けの求人サイトで、ハウスメーカーの求人を見てみるといいでしょう。

 

 

 

 

一級建築士の転職】ハウスメーカーのメリット5つ

 

【一級建築士の転職】ハウスメーカーのメリット5つ

それでは一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットをご紹介していきたと思います。一級建築士の資格を活かしてハウスメーカーに転職したい方は、メリットをもとに考えてといいでしょう。

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくメリット1】働きやすい

一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの1つ目は『働きやすさ』です。具体的に言うと残業と休暇をコントロールしやすいという点です。というのも、建築業界は基本的に残業が多いので、月35時間の残業なんて当たり前。もちろん、ハウスメーカーにも残業はあります。しかし、ハウスメーカーはゼネコンなどと比べて業務の役割分担が細分化されているため、定時に帰る日を作ったりできる。なので、残業と休暇をコントロールしてメリハリをつけた仕事をすることができるんですね。一級建築士向けにハウスメーカーへの転職をオススメしているサイトでも、働きやすさについて言及していますよ!

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくメリット2】年収が平均より高い

 

一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの2つ目は『年収の高さ』です。といっても大手ゼネコンと比べると劣る。しかし、建築業界全体で考えると、ハウスメーカーの年収は高めとなっております。基本的に初任給から高水準でスタートし、残業代も適正に支払われ、ボーナスも年2回確実に出るようになっている。以上のことから、高水準の年収を狙う一級建築士は大手ゼネコンだけでなく、ハウスメーカーへの転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。一級建築士向けの転職情報サイトをみると、給料の相場がわかると思いますよ

  

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくメリット3】収入が安定して上がる

一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの3つ目は『収入が安定して上がる』ことです。ハウスメーカーは基本的に1年経つごとに年収が少しずつ上がっていきます。(もちろん、ボーナスも)。今のご時世、お給料が上がらない会社は当たり前。ですので、毎年お給料がアップするということは一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの一つだと思います。設計事務所からハウスメーカーに転職した一級建築士を紹介しているサイトでも、ハウスメーカーに転職して年収が上がったと言ってますよ。

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくメリット4】顧客の声を聞ける

一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの4つ目は『顧客の声を聞ける』ことです。ハウスメーカーは大手ゼネコンに比べて顧客との距離が近いため、顧客の気持ちが直に伝わってきます。一級建築士(技術者)にとって顧客の声ほど承認欲求を満たされるものはないはず。実際に一級建築士ハウスメーカーに転職してくる人の中には、この理由で転職してくる方がいらっしゃるそうです。

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくメリット5】資格支援がある

一級建築士ハウスメーカーに転職するメリットの5つ目は『資格支援がある』です。といっても一概には言えず、ハウスメーカーによって微妙に違います。ですが、一般的にハウスメーカーはどこでもだいたいは資格手当があり、転職者に対して積極的に資格の支援を促しております。一級建築士の皆さんはその資格だけでもう十分かと思いますが、これからはスキルの掛け算により、市場価値の高い人材になれる時代ですので、ハウスメーカーに転職した暁には、何かの資格に挑戦してみることをオススメします。

 

 

 

一級建築士の転職】ハウスメーカーのデメリット5つ

 

【一級建築士の転職】ハウスメーカーのデメリット5つ

続きましては一級建築士ハウスメーカー転職するデメリットをご紹介していきますね。これは先程のメリットにも言えることですが、転職先へのメリット・デメリットはあくまで個人の感想の集積であり、傾向に過ぎませんので、参考程度にしてくださいね。

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくデメリット1】顧客の苦情が届きやすい

一級建築士ハウスメーカーに転職するデメリットの1つ目は『顧客の苦情が届きやすい』です。つまり上記であげたメリットの裏返しですね。ハウスメーカーは分業制のため、一級建築士が営業を行うことはないと思いますが、営業経由で苦情が届く可能性があります。ハウスメーカーに転職すると顧客との距離が近いというメリットがありますが、反面、理不尽な要求をする顧客の対応を迫られることもあり得ますので、その点は覚悟しておいてください。ハウスメーカーに転職した一級建築士が実体験を語っているサイトでも、同様のことを言っておりますよ。

 

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくデメリット2】工場とのやり取り

一級建築士ハウスメーカーに転職するデメリットの2つ目は『工場とのやり取り』です。というのも、ハウスメーカーは自社部材の生産工場を所有しているケースがほとんど。そのため基本的には工場製作できる部材設定の中で設計を進めます。しかし、まれに標準部材では対応しきれないプランがある。その場合、工場と打ち合わせをする必要があるのですが、工場のスタッフはマニュアルに沿った設計しかわからない人が多いため、一級建築士の意図がなかなか伝わらないのです。工場での設計はシステム化されているので仕方ないことですが、これだと一級建築士は大変だというのが実情ですね。

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくデメリット3】営業とのやり取り

一級建築士ハウスメーカーに転職するデメリットの3つ目は『営業とのやり取り』です。というのも、基本的に初期折衝とプランニングは営業主導。設計を担当する一級建築士が初期折衝に同行してプランを作成することはほとんどありません。そのため、ひどい場合だと、プランがないのに初期折衝の段階でほぼ契約が決まり、後から設計を担当する一級建築士設計がチェックして問題が発覚する、なんてことがあるんです。こうなると、一級建築士は、もう契約が決まっているので、何とか辻褄を合わせないといけなくなり、大慌てで対応する羽目になる。ほんと泣きたくなるとは、このことですね。とほほ。一級建築士向けの求人サイトを見てみると、ハウスメーカーの営業について色々と知ることができますので、参考程度に仕事内容をご覧ください。

 

 

 【一級建築士が転職してハウスメーカーにいくデメリット4】設計者責任にされる

一級建築士ハウスメーカーに転職するデメリットの4つ目は『設計者責任にされる』です。というのも、設計を担当する一級建築士は営業と工事との板挟み状態。そのため、上記でご紹介した、自分で作成してない初期プランを営業の初期折衝に合わせて進めていく必要があります。そうなると、初期プランを自分で作成してないので、問題があっても気軽に言い出せず神経を使うし、辻褄を合わせていく段階で問題が発生した場合、設計した一級建築士の責任で対応することになります。もちろん、このような問題を未然に防ぐため、営業に対して、厳しく言うこともできますが、営業は契約を取ることが最大の使命ですので、「絶対に問題がないように契約しろ」とは言えない。悲しい現実です。(笑)

 

一級建築士が転職してハウスメーカーにいくデメリット5】物件量が多い

一級建築士ハウスメーカーに転職するデメリットの5つ目は『物件量が多い』です。

というのも、ハウスメーカーでは、だいたい一人7件を同時に持っている。加えて、それ以外に契約関与や着工中物件がありますので、かなり物件量が多いです。そのため、一級建築士は、図面作業に加えて、現場打ち合わせや工場とのやり取りをしていると結構な仕事量になります。まあ、ハウスメーカーは契約してから着工までが短く回転率を重要視しているのでこればかりは仕方ないですね。こちらに関しては、一級建築士向けの求人サイトハウスメーカーについて調べてみると、よくわかると思いますよ。

 

 

 

 

まとめ

では、これまでの内容をまとめると

 

1【一級建築士の転職】ハウスメーカーとは?

2【一級建築士の転職】ハウスメーカーのメリット5つ

3【一級建築士の転職】ハウスメーカーのデメリット5つ

 

 

以上です。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

一級建築士の皆さんの転職活動を応援しています!